今日は東京都知事選挙と東京都議会議員補欠選挙の投票日です。
私も先ほど投票所へいってきました!
お子さんと一緒に投票へ行かれている方もおり、素晴らしいことです。
さぁ、これで務めは果たしたぞ。
さて、帰ってビールでも…とはなりません!
投票日当日も、まだまだできることがあります!
投票日当日にできること① 投票を呼びかけよう!
公職選挙法では、投票日当日に○○さんへの投票を呼び掛けることはできませんが、
投票に行くことを呼びかけることはできます!
家族や友人・知人に電話などで「投票行った?」「投票行こうね」と是非呼びかけてください。
SNSで自らが投票に行ってきたことを投稿するのもOKです!
※ただし!誰に入れたかを投稿するのはダメです!
あまり知られていませんが、既存政党は後援会名簿を使って、まさに投票箱が閉まるまで、投票へ行こうという電話をかけ続けます。この執念が当落を分けることもあり、特に新興政党の候補者を応援している方は、見習うべき部分かもしれません。
投票日当日にできること② 候補者一覧サイトを紹介しよう!
これも投票を促すという意味合いですが、候補者一覧サイトや選挙公報等を引用してSNSで投稿するのはOKです!
※ただし!○○さんだけを取り上げているような応援性の高い内容は引用してはいけません!
選挙ドットコムより 都知事選まとめ
おくざわブログより 現職都議がみる都知事選~全候補者紹介~
投票日当日にできること③ 選び方を伝えよう!
繰り返しますが、○○さんに投票してきた、○○さんを応援しているといった投稿や電話をすることはできません。しかし、特定の候補者にかたよっていない情報の発信については、認められると考えられます。そこで、選び方を発信するという方法もあります。プロフィールや政策をはっきりと言ってしまうと特定の候補者を類推させてしまう可能性があり、問題がありますが、以下にあるような、選び方サイトのリンクを貼って投稿することは問題ないと思われます。
このブログを読んでいる皆さんは既に政治玄人です。どのような方法で情報を集め、投票先を選べばいいのか分からないという方にぜひ教えてください。
選挙ドットコムより 投票する人をさがす方
学生団体ivoteより 選挙公報で投票先を決めるチェックポイント7選
こちらも秀逸 地方自治ジャーナリスト 相川俊英さんより 選んではいけないNG候補者
おくざわブログより 失敗しない選び方
投票日当日のグレーゾーン 候補者のSNSにいいね!をしたいけど・・・
これは選挙ドットコムのコラムで見て初めて知ったのですが、投票日当日にいいねを押すことはグレーゾーンのようです。
候補者や政党の投稿をシェアやRTなどで拡散する行為は、投票日当日は選挙運動とみなされ、違反になる可能性があるので控えましょう。
ただし、選挙運動と見なされるかどうかにグレーゾーンがあります。例えば候補者の投稿や選挙運動に関係する記事に「いいね!」をするのはどうでしょうか? これについては、直ちに選挙運動と見なされて違反になる可能性は低いと言われています。
いいね押したくなると思いますが、いいね連打はやめときましょう!
投票日当日に困ること 投票入場券なくしちゃった!
そんなに言うなら、投票、行ってみるかと思ったけど、あれ、投票所の入場券どこやったっけ?という方、ご安心ください。
投票所で紛失した旨を申し出ていただければ、投票は可能です!(東京都選挙管理委員会HPより)
詳しくは、お住いの区市町村選挙管理委員会にお電話いただけると幸いです(連絡先一覧はこちら)。
投票日当日にできること④ 開票結果を見守ろう!
投票日というのは、選挙運動の終わりの1日であると同時に、当選者にとっても落選者にとっても、次の一歩を踏み出す一日になります。自分が選んだ候補にどれだけの票が入ったのだろうか、当選した人はこれからどんな政治をするのだろうか、と注目していただきたいと思います。
今回の知事選、立候補者は22人です。選挙という一側面を見れば、勝者は1人、敗者は21人、つまりほとんどの人が負けることになります。「グッドルーザー」という言葉がありますが、
投票した人が落選したとしても、恨み節ではなく、当選した人へのエールと落選した人への労いの言葉をかけてほしいと思います。
それが、10年後の政治を今よりも良いものに変えるはずです。
編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2020年7月5日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログをご覧ください。