オンラインセミナーと折衷型セミナーはどちらが良いか?

昨日は、ワンルームダイレクトの「ワンルーム格付け選手権」でした。前回、非常に好評だったので、その第2弾ということでオンラインで開催です。

全国そして海外から80名の参加者で、10戸の物件を紹介して、それに勝手に格付けをしていくという進行です。どの物件が良いかは主観的な要素もあり、結論ではなくなぜそう判断するのかという判断材料を出来るだけ客観的に説明するようにしました。

資産運用セミナーはコロナショック以降はリアルで参加することはほとんど無くなりました。昨日のようにオンラインで開催するか、もう1つのパターンは会場に少人数の参加者を招いて、オンラインと一緒に開催する「折衷型」のセミナーです。

折衷型のセミナーには、参加者にいくつかのメリットがあると思います。

まず、セミナーを会場で聞くか、オンラインで受講するかの選択権があります。時間が無かったり、遠方から参加できるのがオンラインセミナーの魅力です。一方で、リアルに会って、対面で質問したりできると安心感があるという参加者もいます。

主催者にとっては折衷型で開催すると、会場費用などのコストがかかり、当日もネットとリアルの両方を管理する手間がかかります。オンラインだけだと、写真のようにパソコンがあれば自宅からでも対応できます。

折衷型は手間とコストの代わりに、講師はリアルな参加者の表情からセミナー内容を微調整出来たり、ネット参加者のチャットのコメントから本音が見えたりと、参加者の満足度をきめ細かく知ることが出来るメリットがあります。

折衷型の方が優れた方法ですが、主催者にセミナー運営のノウハウが無いと、混乱します。オフラインのセミナーは、コンテンツさえあれば、開催できましたが、コロナショック後のセミナー運営は、やり方次第でその成果が変わってくるのです。

8月29日にはオープンハウスさんのGINZA SIX 11階「OPENHOUSE GINZA XI ラウンジ」とオンラインの折衷型で海外不動産投資セミナーを開催します。テーマは「「アセットアロケーション革命」~内藤忍氏が人体実験する資産運用」ということで、9月の新刊の内容を踏まえた、これからの海外不動産投資について語ります。お申込みフォームに入力すれば、主催者から詳細をメールでお知らせします。

セミナー開催の方法は変わっても、価値あるコンテンツを提供しなければ受講者は集まりません。「アセットアロケーション革命」もようやく原稿が完成し、そのコンテンツを多くの個人投資家に知ってもらいたいと思っています。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年8月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。