現実化したユートピア/ディストピア問題 #life954

TBSラジオの人気・長寿番組「文化系トークラジオLife」だが、次回の特集が「現実化したユートピア/ディストピア」だという。これは超絶良テーマである。いてもたってもいられなくなり、ブログを書いている。

新型コロナウイルスショックもそうだが、主にICTの変化、格差拡大などによりフィクションで描かれていたユートピア/ディストピアが現実になりつつある。いくつか私が考える、現実化したユートピア/ディストピアをとりあげよう。



まずは『DEATH NOTE』。いや、人を殺せるノートはない。ただ、SNSの発達などにより、簡単に顔と名前がわかり。炎上した際の本人特定→拡散→電凸→総攻撃などはそうで。これにより、心身が危険に晒されることもあれば、追い詰められることもある。たしか、人の名前がわかる眼を手に入れるかどうかという設定があったが。これは簡単に行われるようになっている。

エドワード・ファーロング
2019-11-25



『ターミネーター』シリーズが最近、ヒットしなくなっているのは、ぶっちゃけオワコンだからだと思うが。もう一つの理由として、機械による支配が現実的になっており、目新しさがないという点もあり。未来から機械や人を送り込むことは不可能としても、広義の「機械」に支配される時代にはなっている。GAFAなど、プラットフォーマーの影響などはまさにそうだ。これらの企業が劇中のサイバーダイン社に見えてしまうこともあり。

妻夫木聡
2015-04-01



『ドラえもん』も秘密道具は実現していないものの、緊急事態宣言下はまるで「どくさいスイッチ」を押したあとのような世界、だったなぁ。いや、人がすくない観光地などもそうだ。

東京→北海道旅行で感じた「Go Toトラベル」支援策の難しさ<常見陽平>(biz SPA!フレッシュ)

先日、GO TOで行った北海道旅行など、まさにそうだった。

樹木希林
ソニー・ミュージックレコーズ
1994-11-02



(利用しないが)アプリなどで出会える時代だ。出会いは億千万の胸騒ぎ…。郷ひろみ的世界が実現している。



私、『北斗の拳』は「駄作」「無駄に長い」と批判されるラオウ死後も結構好きで。ファルコがでていたころの「くらい」という声が聞こえ、発電機を回すために人が死ぬほど働く光景が印象的で。過労社会を予言していなかったか。

ヴァネッサ・レッドグレーブ
2013-11-26



私、『ミッションインポッシブル』が大好きな人材で。ただ、1のころで描かれたことは、普通に庶民ができることも増えているよねえ。

まだまだあるが、この辺で。放送が楽しみ!


編集部より:この記事は千葉商科大学准教授、常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2020年10月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。