こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
今週から予算委員会にて一問一答の質疑がスタートしておりますが、案の定、学術会議の任命問題に一部野党の質問が集中しており、なんと11月4日は6~10割(!)であったことが明らかになっています。
政策議論の国民民主・維新、学術会議の立共 野党の予算委員会質疑に明暗(おとな研究所)
立憲の枝野代表は約6割、共産党の志位書記長はなんとすべての時間を学術会議問題の追及にあてました。
(画像は上記おとな研究所記事より引用・抜粋)
もちろん学術会議問題について、政府の説明不足や過去答弁との矛盾について質すなど、取り上げるべきは取り上げれば良いと思います。
しかし、いくらなんでもこの時間配分はバランスを欠き、建設的な議論をする態度とは到底言えないのではないでしょうか。
そして今日からは参議院でも予算委員会がスタートしたものの、蓮舫議員も学術会議が中心の質疑。時間は計測していませんが、おおむね半分かそれ以上は学術会議質疑に当てていたような…。
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「より行革の必要がある具体例をもって提起する」
と自信をのぞかせていた蓮舫議員ですが、学術会議問題以外は持続化給付金などの「中抜き」ネタ。
そしてマイナポイントについて取り上げたかと思ったら、
「予算の執行率が悪いから今すぐやめて、その予算を感染症対策にあてるべきだ!」
…いやいやいやいや!
マイナポイントやキャッシュレス決済ポイント還元は、経済のテコ入れとデジタル化を両面で進める切り札です。
マイナンバーカードの発行・普及に改善点が多いことは確かですが、それを今すぐやめろはいくらなんでも悪手ではないでしょうか。
その他、とりわけ経済政策について一部野党から目立った提案はなく、やはりこの方々に経済政策を始めとする政権運営・政策立案能力はほとんどないということを確信しました。
維新は新たな大都市制度の政策を中心に、政府与党にはできない統治機構改革を始めとする対案をしっかりと出していきます。
6日は参議院で浅田・松沢議員が登壇予定です。ぜひご注目下さいませ。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年11月5日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。