こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
先ほど大阪維新の会・全体会議において代表選挙が行われ、吉村洋文・大阪府知事が新代表に選出されました。
私もネット中継で終始拝見させていただきましたので、その模様をお伝えしたいと思います。
まず注目された選挙については、対抗馬が出たことで信任投票にはならず選挙戦になりました。
出馬してくださったのは、片山一歩・大阪市議。3期を務める吉村府知事の当選同期です。
片山一歩候補の主張は、
・諦めずに三度目の都構想住民投票にチャレンジを(次の衆院選では市長と府知事が辞職してダブル選挙で民意を問う)
・議員報酬(身を切る改革)のあり方を再議論
・トップダウンからボトムアップの組織へと改革
ということで、わかりやすい対立軸が並んだのではないかなと思います。
結果は…
投票総数244
吉村洋文候補 232
片山一歩候補 11
無効 1
ということで、大阪維新の会の新代表は吉村洋文・大阪府知事に決定しました。
立候補者が出て投票が行われたことで、改めて議論が深まったと思います。片山一歩候補、本当にありがとうございました!
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そしてご注目いただきたいのは、新役員の人事・世代交代です。
代表:吉村洋文(45)
幹事長:横山ひでゆき(39)
政調会長:守島正(39)
総務会長:岡崎太(53)
平均年齢は44歳となり、大きく若返ることになりました。特に幹事長は、これまで大阪維新を一手に担ってきた偉大なる今井豊府議(64)から大胆にバトンタッチです。
「若すぎる、経験値が足りない」
「求心力が低下して、組織がバラバラになるのでは」
という心配もあると思います。しかし、若いということは突破力・柔軟力に長けるということでもあります。
他党の例を見ると、菅総裁の誕生に伴い、自民党の新執行部は平均年齢が71.4歳であることが話題となりました。
平均年齢71.4歳、全員男性。菅義偉総裁と自民党4役が揃って会見
地域政党とはいえ、「西の与党」である政党が大胆な世代交代を成し遂げたということは、政界の価値観に大きな一石を投じるメッセージになると思います。
大阪維新は人材の宝庫、若手に続き女性など、次々に次世代のエースが誕生していくことでしょう。
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大阪都構想という「看板政策」をいったんは失い、新しい旗印を立て直すということは並大抵のことではありません。
しかし、今日の吉村新代表の決意表明や、横山新幹事長を始めとする新執行部の顔ぶれをみて、必ずやこの若いメンバーなら成し遂げられると確信をしています。
そして地方自治・大都市政策を改善していくためには、立法措置が必要になる局面が必ずきます。
私は国政維新の立場から改革の火を絶やさぬよう、改めて自分の役割に邁進をして参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年11月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。