プロ野球・日本シリーズは25日、パ・リーグ王者のソフトバンクがセ・リーグ王者の巨人に負けなし4連勝で4年連続の日本一に輝いた。巨人は昨年に続いてソフトバンクに4タテを食らう危機的な屈辱。
セ・リーグ全般で見ても、2018年に広島が第2戦で勝ったのを最後に“12連敗”となるなど、深夜のネットでは、プロの評論家からネット民まで「セ・リーグの限界」を嘆く声が響いた。
プロで「セ・リーグ野球の限界」をずばり指摘したのは、巨人OBの関本四十四氏。解説をつとめるデイリースポーツで、
「セの5球団相手にやった野球は全くさせてもらえず、まさに井の中の蛙だったことを思い知らされた。巨人とは何なんだ、としらけたファンも多いだろう」
と今年のシリーズを振り返った上で、
「去年も同じことを言ったが、改めてセ・リーグ野球の限界が明白になったのではないか」
とコメントしていた。
ツイッターでは一般の野球ファンからも「セの弱体化」をめぐって意見が噴出した。
セ・リーグの弱さを相変わらず感じました
セ・リーグがこれを倒すために何をどうすればいいのかみんなで努力しなければプロ野球の発展はないね
なんだかセ・リーグの優勝をかけて戦っていた5ヶ月間が虚しくなってくる……
試合のデータを振り返っても惨憺たる状況が明らかになった。巨人の“機関紙”であるはずのスポーツ報知の巨人番記者ですら公式ツイッターで、「4試合で16安打」「チーム打率.132」なぞ数々の歴代最悪の不名誉記録を並べて紹介せざるを得ない異例の展開に。
これにはツイートから2時間時点で400を超える書き込みが殺到。
スポーツ報知がめっちゃ巨人煽ってるやんwwwwww
と珍しいツイートにウケる人や
中の人相当怒ってるねこれは
と憶測する人、さらには
報知さんは味方だと思ったのに匙投げてる
との声まで飛び出した。
なお、今回のソフトバンクの日本一により、パ・リーグの制覇は通算36度目となり、セの35度を上回った。「人気のセ、実力のパ」と言われたのははるか遠い昔のことに感じさせる象徴的な展開となった。