藻谷浩介さんと寺本英仁さんの『東京脱出論』を拝読。
顔が見える関係の邑南町では、コロナで影響を受けた飲食店を支えるために役場や地域の多くの有志がお昼のお弁当を買ったり、PCR検査を受ける独居老人を運ぶための公募にも多くの職員が手を挙げたりしたという。
藻谷さんも、田舎はサイズが小さいので問題も見えやすく、それで嫌になる人がいるのかもしれません。しかし東京は大きすぎて問題が見えず、それを問題なしと勘違いしてぶら下がっているくる人が増えるので、ますます問題が解決できなくなっています。と応える。
藻谷さんの数字とデータを駆使した分析も秀逸で、とても分かりやすい本。
でも、「東京にいないと、できないことがありますか?ないでしょう?」とまで言う藻谷さんがなぜ東京の渋谷の近くに住んでいるのでしょうか、このあたりは今度、直接聞いてみたいです。
ところで、私も、12月2日20時~『選択すべき未来は「都市集中型」と「地方分散型」のどちらか』というテーマで、保井俊之さん、渡瀬裕哉さんと鼎談します。皆さんも、良かったらどうぞ。
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2020年11月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。