わたしが主催しています「21世紀を生き残るための「永江 虎の穴塾」では12月度塾生を募集しています。コロナ禍の間、希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。ひとりずつ丁寧にやってますよ。塾生から2人、YouTuberになりました。w
さて、最近わたしのLINEにこんなメッセージが来るようになりました。
なんでこんなに報酬に幅があるのか。それなのに時間が1時間なのか。普通の頭ならおかしいと思うはず
こちらは
日本語がおかしいですよね。いかにも中華風。
「いいねの数クリア出来たら報酬をもらえます」
「LINE追加してください」
助詞が抜けてる・・・ww 中華詐欺の典型の日本語翻訳です。
心配なのはいまは失業率も上がっていて、藁をも掴む気持ちの人たちが増えていること。
UberEATSのドライバーの競争も激化しており、夏のようにはまったく稼げないとのこと。こうなるとこんな怪しいメッセージがLINEに来ても、TikTokのいいねを付けるのが違反と知っていても、ふらふらと登録してしまうかもしれない。
注意するのは1番目のメッセージのように「銀行口座を持っていること」と書いてある点。
互いにLINEでやりとりするのであれば、LINEペイでお金は送れるわけで銀行口座など聞く必要はない。そしてなにより
その人がいくつ、誰にいいねしたか、どうやって分かるの?
ということである。巡回botを回すならそもそもいいねを押すのもbotにやらせれば良い。だいたい、いいね自体こんな値段で買えるのに、いいねに高いお金を払うわけがない
ではなぜこんなメッセージを送るのかというと、これはほぼ間違いなく
個人情報を盗むため
である。おそらく最初に「報酬を振り込むための」銀行口座を聞いてくる。銀行口座が分かれば先日のゆうちょ銀行の口座がドコモの電子マネーでやられたようなことも可能だ。ほかにも銀行口座で本名と口座がわかるので、リストにすると詐欺グループに高い値段で売れます。
「えー、おたくの××銀行の口座がハッキングされました」という電話が来れば、その銀行の口座番号が合っていれば一発で信用してしまうだろう。要するにそういうことです。他にもいくらでも使いようがある。
どうやって防ぐか
LINEはアカウントさえ分かれば誰からもメッセージが受け取れるのがデフォルトです。
そこで
LINEの設定(歯車)から「ブライバシー管理」を選択
↓
メッセージ受信拒否
にします。この語句がわかりづらいのですが、メッセージ受信拒否は「友達以外のメッセージの受信拒否」です。
自分には来てなくても家族に来ているかもしれない。家族会議開いて全員のスマホをチェックしましょう。特にバイトが減ってる学生とか簡単にひっかかりそうです。
中学、高校と100回は読んだ西園寺公一氏の「釣魚迷」。Kindle版になっているのを発見して買いました。釣りをする人には痺れる一冊です。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年12月2日の記事より転載させていただきました。