その道の超一流を探して全て「お任せする」のがベスト

いつもヘアカットをお願いしている表参道の美容室「アビー」のオーナー経営者の松永さんに、カットとカラーをやってもらいました(写真)。松永さんといえば、業界のカリスマ美容師として、ずっと第一線で活躍している「超一流」のヘアアーティストです。

今までの美容室では、カットしてもらう時に、あれこれ注文を付けていましたが、松永さんにお願いするようになってからは、お任せでお願いするようになりました。短くするのか、長めにするのか、何も言わずただ「いい感じにしてください」とだけ言っています。

今回は1つだけ注文を付けさせてもらうことにしました。それは「今までのイメージを変えるような、ヘアスタイルにしてください」というお願いです。どのように変えるのかは、完全にお任せで、松永さんを信頼してやってもらうことにしました。ありがたいことに、松永さんも数日前から、どのような髪型とヘアカラーにするかを色々と頭の中でイメージしてくれていたそうです。

その道の超一流の人に何かをやってもらう時、素人が横から口を出さない方が良い結果が得られます。

頭の良い人ほど、生半可な知識を持っているため、自分の考え方を主張してちまいがちです。しかし、その道を究めた人にアドバイスできるレベルではありませんから、せっかくの超一流の技術を殺してしまいかねません。

私は、トレーニングは専門のパーソナルトレーナー、ダイエットや食事制限は専門の医師、投資はそれぞれの分野のスペシャリストというように、仕事でもプライベートでも、その分野のトップの人たちを探すことに注力しています。それぞれの分野の第一人者と出会うことができれば、後はその人を信頼してお任せするだけ。その方が、自分で中途半端な知識を身に着けるよりも圧倒的に効果があります。

この日のヘアカットとカラーで随分イメージが変わりましたが、これはまだ序章で、更に第2章が始まるそうです。

来年は、髪型でも更に「人体実験」を続けてみるつもりです。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年12月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。