こんにちは、東京都議会議員(町田市選出)
無所属 東京みらい おくざわ高広です。
本日の新規陽性者数が800名を越えたことを受け、東京都では、「新型コロナ特別警報」が発令されました。
これは、感染拡大がおさえられていないことに加え、医療提供体制が厳しくなってきたことを意味しています。
このような状況に対して、東京都は何をしているのかというと、
①医療提供体制の強化
病床数:3,000床→4,000床(重傷者用200床→250床)
②宿泊療養施設の強化
4,000室を確保するとともに、65歳~70歳で基礎疾患の無い方を受け入れ
※これまでは、一律65歳以上は入院としていたが、症状と重症化リスクをみてホテル療養も可能に。
③感染予防ガイドブックによる啓発
これまでの知見をふまえ、改めて気を付けて頂きたい行動を示しています。
詳しくは、iCDC感染症専門家ボードのnoteをご覧ください。
ガイドブックの全文はこちらからご覧ください。
感染症対策の基本は、検査による発見→調査による追跡→隔離と医療・療養となりますが、今回の都の対策では、医療・療養体制を強化したことになります。
記者会見では、今すぐに医療崩壊をするわけではないが、通常の医療を続けることが難しくなる旨の話がありました。
議会でも報告があり、各会派の幹事長からは、
✓医療・療養体制を確保するための人員強化
※これまで介護や清掃まで看護師がしていた部分が委託が可能になったとのことで負担軽減、人員確保がしやすくなる可能性。
✓検査の拡充(高齢者施設などのリスクの高い施設への積極検査)
✓調査・追跡が進まない原因分析と必要な対策
などを求める声や、
✓時短要請などの効果が薄れている中で、どのように人手を抑えるか検証と対策
を求める意見がありました。
新規陽性者数が増える中で、感染源を追えない状況になっていることや医療体制が厳しくなっていることを踏まえると、このまま続けば、春先のように人手を完全に抑え込む方向の政策へと舵を切ってしまう可能性もあります。
私は、そのような対策をとりたいとは全く思いません。
それを避けるために出来る事、マスク、手洗い、空気の入れ替えなどをよろしくお願いします。
加えて、もし自らの感染が分かった際には、出来る限りの調査協力、隔離・療養をお願いします。
記者会見では、特に中高年層に調査に協力頂けない方がいる、療養のために迎えに行ったらご自宅にいらっしゃらない場合がある、といった話がありました。
新型コロナに感染することは罪ではありません。
調査に協力することは、更なる拡大を防ぐことになり、社会を守ることにつながります。
療養生活をはじめる不安(仕事や育児、介護など)があれば、お伝えください。その声に応えるために政治があります。
改めて、皆さまのご協力をお願いします。
来週早々に要望書を提出予定です。ご意見などお寄せください。
編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2020年12月17日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログをご覧ください。