ネガティブに振れた時の「自分の心の整え方」

毎日フェイスブックで「思いっきり楽しんじゃいましょう!」と書いている、一見能天気に見える私ですが、精神的に落ち込む事は、結構頻繁にあります。

実は、どちらかと言うとエモーショナルで感情が上下に振れやすいタイプなので、自分で意識的にコントロールしなければなりません。

特に心がネガティブに振れた時、スパイラルに陥らないようにするために、自分なりの対処方法をいくつか考え、実践しています。

まず、精神的に悪い状態だと思ったら、夜は活動せず早く寝て、次の日の朝を迎えることです。

なぜなら、日中と夜間では人間のメンタルには大きな差があります。重要な意思決定は夜してはいけない、と言われるように、夜は感情がネガティブに振れやすく、誤った判断をしがちなのです。

また、部屋の中で口笛を吹きながらスキップしてみると言うのも、極めて対症療法的なやり方で、くだらないと思われるかもしれませんが効果があります。

体を動かすと言う意味では、部屋に籠ってあれこれ悩みを深掘りするのではなく、外に出て散歩をしたりして気分転換するのも良い方法です。

このような、小手先の対応では、気晴らしにはなっても、根本的な解決にはつながらないかもしれません。

しかし、多くのネガティブな感情は、時間が少しずつ解決してくれます。過去の経験から言えることは、精神的な落ち込みも、後から振り返れば大した事ではないと思える時がやってくるということです。それが、次の試練に対する抵抗力になってくれるのです。

いずれにしてもネガティブな感情を周囲に撒き散らすことなく、自分の心の中で上手にマネジメントし解決していく。

年齢を重ねると共に、そんな処世術をしっかり学ぶことが、ますます重要になると感じます。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年2月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。