小池知事またしても議会・都民軽視で「専決処分」濫用

小池知事またしてもの議会・都民軽視で「専決処分」濫用!釘を刺しておりました

昨日午後8時、またしての巨額補正予算1100億円を臨時会の招集もかけず東京都議会にはからず、小池百合子知事が「専決処分」(知事判断で議会での議論や賛否なく決める)を下しました。

この独断専行の専決処分については昨年来、本会議はもちろん文書質問で何度も質しておりました。

▲本年3月8日急きょ開催された補正予算本会議で専決をなぜ乱発しているか小池都知事に質疑しましたが確信を突くお姐質問から、よほど都合がわるいのか、たびたび答弁拒否を続けています。

想定された専決処分にいの一番で小池知事を牽制し要望提出

そこで、4月9日の2500億円補正予算が上がってきた時点で、午後四時に自由を守る会いち早く単身以下の要請文を提出しました。

知事室担当者に専決が下される2時間前の4月9日午後4時に提出

令和3年(2021)年4月9日
東京都知事  小池 百合子 殿
自由を守る会代表 上田 令子
「臨時会招集を求める緊急請願書」
貴職におかれましては、都政発展に向けてのご奮闘に衷心より敬意を表します。
憲法第16条および請願法第3条の規定に基づき以下、請願いたします。同法第5条に則り、誠実な処理の上、ご回答賜りますようお願い申し上げます。
●請願事項
(1)地方自治法第101条第1項に基づき、都議会臨時会を直ちに招集されること。
(2)前項の諾否につき、本日より3日以内に、理由を示して、請願者に回答されること。(回答がないときには、拒否されたものとみなします。)
●請願理由
新年度予算は、これまで以上にヨコモジ満載で、コロナ禍にあり税金を投入する理由と効果、必要性が読み取れぬ「贅肉まみれ」大型予算に、都民のみなさまに不要不急の外出自粛、ステイホームを求めるのであれば、巨額広告費を含め不要不急のムダ事業を自粛すべしと上田は反対いたしました。

一方去る3月22日、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づいた「時間短縮命令」がラ・ボエム、権八、モンスーンカフェ等人気店を経営する「グローバルダイニング」に下されました。対象店舗は2000店あるにも関わらず、命令した32店舗うち26店舗が同社であり、「グローバルダイニング」という一事業者を一罰百戒、狙い撃ちかのように見せしめ的に「時短命令」を下されました。

さらに、タレントのカンニング竹山さんが都の巨額広告費について国民的人気番組「アッコにおまかせ!」にて、停滞する小池都政コロナ対策を指摘する際に引き合いにだしたところ、あろうことか竹山さんの所属事務所およびTBSへ東京都が抗議文を出していたことが明らかになりました。

大阪など3府県へ「まん延防止等重点措置」が適用され、東京都の感染者数も増加し変異ウイルスの調査も研究もままならないなか、バラエティ番組での発言にイチイチ難癖つける余力を割く時間など一秒もないはすであり、芸能人とはいえ一般人を標的にしたつるし上げにならないかと非常に憤りを感じました。

効果的なコロナ対策も打ち出せぬのに制裁をふりかざし、1社や一人をつるし上げ、都民を震え上がらせ思考停止状態し恐怖で支配する独裁主義を強く戒めるとともに「独断無策」と断じさせて頂きます。

さて、令和元年度は、条例4件にとどまっていた専決処分は、昨年度、予算8件を含む17件に急増しました。中には臨時開閉会から3日後に専決処分されたものもあります。近隣他県においては、緊急事態宣言要請に先立っては、臨時会が開催された例があります。まん延防止等重点措置にあたり、都議会にはまたも報告すらありませんでした。車の両輪とされる都議会を著しく軽視するものではないでしょうか。

自由や私権の制限を伴うまん延防止等重点措置の諸施策の実施に向け、知事は説明責任を果たすべく、都議の質疑に答え、都民の理解と納得を得るべきと強く求めるものです。

つきましては、大手飲食チェーン支援を置き去りにしていながら効果性が不明な「虹ステッカー」事業は推進するなど議会と都民軽視の専決処分を繰り返していたことについて、都度疑義を呈してきましたことからも、知事の独善・独裁、独断専行から都民を守るため臨時会招集を強く求めるものです。

以上

武市敬副知事

都民ファーストの会石川良一議長

この後別途、日本共産党都議会議員団、都議会立憲民主党、無所属 東京みらい 、都議会生活者ネットワークの各会派と共に要望書も提出しております。

4月9日専決処分にかかる議会招集の要請文
4月23日専決処分に係る議会招集の要請文

専決処分理由についてどうしても答えぬ小池知事に次の一手

本会議場では、どうでもよいヨコモジ事業の取り組みや、最大会派都民ファーストの会や、忖度しないと政治生命にかかる公明党らの質問には滔々とお答になるのに、上田令子の都合の悪い質問には答弁拒否を繰り返す小池知事。都民の代表の都議へのあるまじき「議会パワハラ」です。

しかし、お姐はあきらめない。

本会議が休会中で喫緊を要する事案でやむおえなく行うのが本来の「専決処分」なので、休会中はいくらでもいいわけができてしまいます。そこで、昨年の6月第2回定例会直後に補正予算専決処分を行った事例をあげて、議員の権能を最大限に活かし、答弁から逃げた質問を文書質問で再度確認しました。

お姐「専決処分について、 第二回臨時会閉会直後に補正予算を専決されたが、議会に諮らなかった理
由を小池知事に伺う。」

財務局による答弁骨子「 予算の専決処分は、補正予算を編成する必要が生じたものの、議会を招集する時間的余裕がない場合などに、地方自治法第 179 条第1項の規定に基づき行うもの○ 昨年8月3日に専決処分した営業時間短縮の要請に伴う補正予算については、7月 27 日の第二回臨時会閉会後、都内の酒類の提供を行う飲食店及びカラオケ店の事業者等に対して、8月3日から8月 31 日まで営業時間の短縮を要請したことに伴い、協力金を支給する必要が生じたことから、都として必要な対策を直ちに実施するために行ったもの」

条例に基づいて行うなどとはあったりまえだのクラッカー!
小池知事の政治判断の理由と根拠をお姐はもとめたのです。
そこでお姐は、財務局に畳みかけます。

お姐「毎回、法律条例に基づいた手堅いご答弁ありがとうございます。
これらの都の方向性は十二分に理解しておりますし、さすがに法令条例も当方理解しておるところの
質疑でございました。
この前提を踏まえた上で、全国の知事は専決を可能な限り避けて臨時会の招集や会期延長などで、住民合意の証となります。議会の議決機会確保のために、緊急性があるからこそ、合意形成に心を砕いています。
他府県知事と違い明らかな専決処分を「乱発」は東京都知事の「政治的判断」にほかなりませんことから知事の判断を、本会議場でもとめましたところ答弁拒否されましたことから文書質問で再度確認させて頂いた次第です。
もしも知事答弁ではないのであれば
「回答はさしひかえる」という答弁をお願いします
。」

しかし、度々担当課長が自由を守る会控室を訪ね、こちらの答弁でお願いしたいということで、全く納得いきませんが、小池知事が答弁しないことで、これ以上イチ東京都職員を精神的に追い込まれては本末転倒であるとこの答弁で取り急ぎ了解はいたしました。理解はしませんが。

都立学校をねらいうち、中身ゼロの記者会見


▲4月23日定例記者会見で「相談役島耕作」のコロナ罹患体験記漫画にご満悦の知事

昨日の記者会見も中身はなく動画と漫画と、5Gなんとかポールの説明に終始。
またしても言葉あそび、なのか今回のステイホーム中のキャッチフレーズ「お さ え る」を得意満面でご披露。
夜に行われたコロナ対策に係る記者会見でも論理的説明に欠け、経済的にも精神的にもおいつめられている都民に思いを馳せる様子はまったくくみとれませんでした。

呆れ果てたのは都立大学授業に「乱入」したと嬉々として語ったこと。

小池都知事、大学オンライン授業に飛び入り参加「路上飲みとかはやめて」 2021.4.22 日刊スポーツ

なんと愚かしい!と思ったのはお姐だけではなかったはずです。
ほぼ時を同じくして東京都職員が「路上飲み」した上に暴力をふるっていたことが報道されてのです。
「年明けで気分高揚」都職員が路上で5時間飲酒…飲食店では店員殴る 2021.4.23 読売新聞

東京都下水道局 4月22付懲戒処分一覧

懲戒処分はとっくに下っていたわけですから、知事は知っていたはず。都民と事業者に強い制約をかけ、ご不便をおかけすることになるのに関わらず記者会見で謝りもしない人間性にゾッとします。

ことに沢山の悲鳴が届いたのは突如としての都立校の部活の中止

都立校の部活や試合等の中止も盛り込まれた今回の緊急事態宣言

私立は、弾力的な判断をされて、一元的な対応をしておらず、都立の生徒だけが楽しみにしていた、試合、大会の機会を奪われてしましました。この日のために日々辛い練習を重ねてきた都立の生徒たちの絶望感はいかほどのものでしょうか?

私立と都立の取り組みを情報共有しながら差がつかない、それも低い方に合わせるのではなく生徒たちのための判断を下すことできなかったのでしょうか?

小池知事が何でもかんでも専決し本会議臨時会を開いてくれないから、このような非情な独断専行がまかり通ってしまうのです。
皆様にも出来ることがありますので以下ご協力よろしくお願いいたします!

★小池知事へ声をあげよう!★
「都民のために都民の声を反映するため東京都議会臨時会を開催してください」と「知事への提言、要望・苦情」へ送って下さい!
★都議会へ声をあげよう!★
「都民のために都民の声を反映するため東京都議会臨時会を開催してください」と東京都議会ご意見・ご要望に送って下さい!

お姐総括!

都庁バンキシャがせめて「若者の路上飲みいうまえに、東京都職員の路上飲みについてどう思うのか?」くらい質問してくれたら溜飲が下がったのですが、女帝にビビって、提灯質問に今回も修士してしまいました。今後細かく決まっていく、緊急事態宣言に伴う各取組の情報が入らなくなるという恐怖感からでしょうから、仕方ないのですが、大変残念です。

こうして、痛みもなく子ども達から部活を取り上げやった感を出す「氷の女帝」と対決できるのは、どーやらお姐しかおりません。

大手飲食チェーン店支援おきざり、グローバルダイニング1社つるし上げ、カンニング竹山さんという芸人さん一人脅し上げ、ハンドリングできる都立生徒から部活とりあげ、都民ファーストの会の政治資金パーティ日程が緊急事態宣言を左右した⁈問題も、だいぶ世間に広まってまいりました。

小池都政にズバっと斬り込む唯一無二の都議として今後もご期待くださいまし!

★【都民ファーストの会】政治資金パーティは中止すべきが73%!★結局、予定されていた4月25日から緊急事態宣言開始となってしまいました。いいんだか、悪いんだか😢 かつてパー券売ってこい!と言われた者として実態を語ります。


★大好評‼️自民党川松真一朗都議×お姐コラボ企画★


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2021年4月24日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。