3回目のブースター接種に備え、私どもSBIグループの提携クリニックである東京国際クリニック(TIC)、及びSBIウェルネスバンク(SBIWB)職員34名によるプレ抗体検査を実施しました。
之は2回目ワクチン接種後の中和抗体量を測定したわけですが、12月末時点のAbbott社の抗体検査結果において、32名(97.8%)が抗体有効率95%と言われている4160AU/mLを下回りました。
同じくInnovita社の抗体検査結果においても、5段階(++++、+++、++、+、−)の測定結果において、22名(68.8%)が(+、−)の結果となり、抗体量が十分ではないと判断されます。
上記サンプルはTIC及びSBIWB職員の34名と決して多いとは言えませんが、例えばAbbott社の結果で1000AU/mLを割っているようなケースが、半数の17名と多く見られました。
日本はワクチン接種の1回目でも、欧米に比し2か月遅れで出発しています。従って次の波、「第6波」が来るのも欧米に比し2か月遅れることが推測され、昨今の現象はその始まりと捉えるべきでしょう。
ブースター接種については、世界中様々な国で迅速に行われています。本来日本は穏やかになっていた時に、近い将来を予見しブースター接種すべきでした。そしてまた何ゆえ現政府は、抗体検査をある程度の規模で実施しなかったのでしょうか。
抗体レベルが有効でないならば直ぐにブースター接種をすべきであり、岸田内閣が行っていることは全く以て先手先手とは思えません。早急なブースター接種が今正に求められているのです。
編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2022年1月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。