サウナで「ととのう」とはどういう状態か?

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サウナブームが続いているようです。西荻窪に出かける機会があったので、駅前に最近オープンしたというルーフトップサウナに行ってみました(画像をブログで見る)。

ビルの最上階にあって、サウナだけではなく、同じフロアの屋外に水風呂と外気翌ができるスペースがあるのが魅力です。

しかも平日の昼間に行ったので利用者は少なく、最新の設備で快適な時間を過ごすことができました。

「医者が教えるサウナの教科書」という本によれば、サウナには正しい入り方があります。

それは、「サウナ → 水風呂 → 外気浴」のサイクルを繰り返すことです。ここで大事なのは外気浴です。こちらのルーフトップサウナでは、水風呂の横に椅子が置かれており、この3つの設備がタイムラグなく移動できるメリットがあります。

サウナ用語で「ととのう」というのがあります。

サウナに入って熱いという感覚が交感神経を急上昇させ、水風呂に入ることで、アドレナリンを出して興奮状態がさらに高まります。それが外気浴を行うことで一気に副交感神経優位となるのがポイントです。

「ととのう」といわれるのは、医学的には血中に興奮状態の時に出るアドレナリンが残っているのに、自律神経は副交感神経優位でリラックスしている状態と解説されています。

確かに、短い時間ですが、水風呂から出て外気に触れてリラックスして座っていると、脳が瞑想しているような気持ちの良い状態になるのを感じました。これが「ととのう」なのでしょうか。3回ほど繰り返して、チェックアウトすると猛烈な眠気が襲ってきました。

サウナに入った夜は、同じ睡眠時間でも眠りが深かったような気がして、朝の寝起きがスッキリした感覚がありました。

気のせいなのか、それとも本に書いてあるようだ科学的根拠に基づく変化なのか、何回か行ってみないと分かりません。

ルーフトップサウナは最高でしたが、西荻窪にはなかなか行けないので、家の近くに良いサウナが無いか探して、また行ってみようと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。