こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
21日から東京都などでまん延防止等重点措置が発令となり、19日時点では見送っていた関西圏でも、兵庫→大阪の順で政府へ要請が行われる運びとなりました…。
特に今回のオミクロン株に対しては、まん延防止等重点措置の効果はかなり低いと思います。経済的なダメージを考えれば、トータルではデメリットのほうが大きいでしょう。
ただ、医療のことを考えれば「やらないよりはやったほうがよい」ことは間違いなく、諸外国と異なる価値観を持つ日本では、まん延防止等重点措置に踏み出さなければならない首長たちの立場・判断は理解できます。
感染症法の改正や2類相当の取り扱い変更などは見送られ、新たな「武器」が自治体に与えられていない以上、苦渋の決断によってまん延防止等重点措置が広がっていくことになります。
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まん延防止等重点措置が出される以上、今後は具体的な対処方針の変更が望まれます。
果たして飲食店などに的を絞った「時短営業」が適切なのか。人数制限に重きを置くなら、人数と時間を区切った営業をお願いするべきではないか。
また営業形態に負担をかける以上、「協力金」という名のあいまいな支援をいつまで続けるのか(これは2年間ずっと議論・先送りしてきたことでもある)。
岸田政権として初めて対峙するこのコロナの「波」に対して、前政権ができなかった・先送りしてきた本質的な課題に取り組んでもらえることを強く期待するとともに、国会から提案を続けていきます。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年1月20日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。