「丁寧なくらし」には時間と手間がかかる

白米ダイエットを始めて、食生活はずいぶん変わりました。

毎食白米を食べるのが当たり前となり、その分アルコールを控えめにし、塩分を減らすためにおかずの品数も減らすことを意識するようになりました。また水分を積極的に摂取することを心がけています。一日2リットルが目標です。

白米ダイエットをアドバイスしてくれる元プロボクサー世界チャンピョンの木村悠さんからは、毎食のおかずを一品にすることをアドバイスされました。

また、外食するとどうしても酒量が増えてしまうので、予定のない日は極力自宅でご飯を食べるようにしています。

そのために、食器や鍋、フライパン等を揃えはじめました。

いわゆる「丁寧なくらし」をするように心がけています。

昨年は、ふるさと納税の返礼品をたくさんもらえることになったので、鰹節と削り器も手に入れました。

自分で毎回必要な量の鰹節を削り、TKG(卵かけご飯)にかけていますが、ご飯の味わいが更に深まります。醤油の代わりに、しょっつるを使って更にコクのある仕上がりとなって、何とも贅沢な気分です(写真)。

しかし、鰹節削り器はカンナ刃の調整にトンカチが必要だったり、鰹節の管理をしなければならないなど、なかなか手間がかかります。

まだ簡単な調理しかやっていませんが、それでも外食に比べ自炊は事前の準備から後片付けまで、とても時間がかかることを実感します。

また、今まで全く使っていなかったキッチン周りも、料理を始めると掃除をしなければならず、これもなかなか面倒です。

「丁寧なくらし」には時間と手間がかかるのです。

しかし、同じ自宅で食べるご飯でも、お店で惣菜を買ってきたりするよりも、満足度が高く、材料や調味料を吟味することで、より美味しく食べられることがわかりました。

白米ダイエットは、2ヶ月のプログラムで現在進行中ですが、プログラムが終了した後もこの食生活をおそらく続けることになるでしょう。

フレンチのコース料理を作ったり、魚を三枚におろすといったレベルまでは目指していませんが、今よりは、もう少しレベルアップした「料理男子」を目指したいと思います。

DragonImages/iStock


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年2月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。