ゼレンスキー大統領が米連邦議会でオンラインでの演説を行いました。「ロシアはわれわれの国や人々だけでなく、自由に生きる権利を攻撃している」と述べて、ウクライナに対するさらなる軍事的な支援を求めました。
ウクライナ大統領 米連邦議会で演説「自由に生きる権利攻撃」 | NHK
【NHK】ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナのゼレンスキー大統領は日本時間の16日夜、アメリカの連邦議会でオンライン形式での…
演説自体は心を動かすものでしたが、真珠湾攻撃や2001年9月11日の同時多発テロを引き合いに出し、これらを同列に扱うことに日本では失望の声が上がりました。
演説では、「米国は歴史を思い出すべきだ」「真珠湾を思い出してほしい」「1941年12月7日の朝、米国の空はあなた方を攻撃した戦闘機で黒くなった」と述べました。そして、「9月11日を思い出すべきだ」と続けました。
せっかくの日本での支援の機運に水を差しました。
日本でやるとしても、事前に原稿ぐらい見せてもらったほうがいいのではという指摘があります。
また、日本軍が民間人を狙って空爆したように言ったことは、日本政府は抗議をすべきだという指摘も。
違和感を示す気持ちは分かるが、戦いの真っ最中なのだからと理解を示す声も。
他の外交問題と同じく、黙っていても相手がわかってくれるという幻想は、そろそろ捨てたほうがいいかもしれません。
ちがう文脈ですが、歴史の必要性についての是非が話題になっています。