菅内閣が残した大きな功績:HPVワクチンの積極的勧奨、不妊治療の保険適用がスタート

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日からオンライン「維新政治塾」がスタートしました。定員80名募集のところ、遥かに上回る応募があり、選考の結果約120名の方にご入塾いただきました。

それでもまだ沢山のお問い合わせをいただいており、今ターム(3ヶ月)が終了した後、夏から第二タームを開始・募集することも検討しています。

募集が再開されましたら告知をいたしますので、ぜひSNSやHPでの発信にご注目ください。

維新政治塾オンライン
https://o-ishin.jp/seijijuku/

塾生の皆さまは、3ヶ月間楽しく頑張っていきましょう!

さて、本日から新年度がスタートということで、菅内閣が残した厚労部門における大きな功績として2つのことが大きく変わりました。

一つはHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の積極的勧奨の再開とキャッチアップ接種の開始です。

一部マスコミや活動家の不安を煽り立てる不正確かつ心ない言動によって信用が失墜し、政府も積極的勧奨を控えていたHPVワクチン。

再び積極的勧奨が始まるとともに、1997年4月2日~2006年4月1日生まれで未接種の対象者(女性)は無料でワクチンを接種することができます(キャッチアップ接種)。

我々としてもこの事実を全力で周知徹底していくとともに、次は男性も公費負担の対象とする流れをつくるべく努力していきたいと思います。

もう一つは不妊治療の社会保険適用の開始。高額だった不妊治療に保険が使えるようになることで、多くの方がアクセスしやすい環境に変わることになりました。

ただし、不妊治療の保険適用には課題もあります。

「間口」が大きく広がることは歓迎すべき反面、これまで実績を上げていた高度治療・先端治療は保険適用外のため受けられなくなってしまうという事態が生じます。

我が国では混合診療もこの分野では解禁されていないことから、これまでと同じ治療を受けようと思っても助成金は消滅し、保険は適用外なので負担が倍増する…という方も出てきてしまいます。

保険適用は大きな前進ながら、日進月歩で変わる不妊治療の分野では助成金の仕組みも一定残置することが望まれます。

こうしたさらなる改善についても、国政の場から提言をしていく所存です。

政治の世界に身をおいていると、不合理や変わらぬ現実に心が折れそうになることもあるけれど、トップの強力なリーダーシップで大きく物事が変わることのもまた事実。

これら2つは短命に終わった菅内閣の明確な「功績」と言っても良いのではないでしょうか。私としても強く主張していた2つの政策が実現につながり嬉しい限りです。

岸田総理からは残念ながら、菅前総理のような強い想いを感じる分野が非常に少ないのですが、総理がその気になればできることは沢山あるはず。

あらゆる機会をとらまえて、私からも建設的な政策提案をしていきたいと思います。

それでは、また明日。

菅首相 首相官邸Twitterより


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年4月1日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。