ウクライナのゼレンスキー大統領は29日会見で、このままではロシア側代表団との停戦交渉が完全に終わってしまうと見解を述べました。
ロシアの要求や行動が支離滅裂なので、重要問題の解決にはロシアのプーチン大統領との首脳会談が必要だと主張しました。ロシア軍の攻勢が鈍ってきていることからの発言と見られますが、停戦が遅れることが危惧されます。
一方、ロシアのラブロフ外相は、停戦交渉 ウクライナが合意内容から要求を変えたとして、ウクライナ側こそが支離滅裂だと述べています。そのラブロフ外相は、第3次大戦が起きる可能性を指摘しています。
注目されているロシアの戦勝記念日が近づいていますが、戦況は膠着しているようです。
また、戦勝記念日前後のプーチン大統領やロシア要人の言動も注目されます。
国連のアントニオ・グテレス事務総長は26日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談しましたが、プーチン大統領は「責任はウクライナ側にある」と主張し交渉は進展しませんでした。28日にはキーウでゼレンスキー大統領とも会談しました。
そのゼレンスキー大統領との会談の直後に、ロシアからキーウにミサイルが撃ち込まれました。
ウクライナ情勢から鑑みるに、日本人は隣国にもっと関心を払うべきかもしれません。