実践する投資家には「評論家」と付き合っているヒマは無い

昨日は西新橋のお気に入りのビストロを貸切って、日本財託から独立したA氏こと天田浩平さん(写真左)と、新しく立ち上げた会社エイマックスの若手の宮地さん(写真右)の3人で、不動産投資家20人が集まって「A氏の会」を開催しました。

「A氏の会」とは、私の知り合いで天田氏から東京の区分物件を購入したオーナーだけが参加できる実践家の集まりです。毎回とっておきのお店をセレクションして、情報交換するのを目的にしています。

今回も長いお付き合いで久しぶりにお会いした方もいれば、今回初めてお会いする方もいて、美味しいお食事とワイン、そして楽しい会話で盛り上がりました。

ワンルームマンション投資というと「怪しい」「騙される」「強引」といったネガティブなイメージがあります。私も50歳になって国内不動産投資を始めるまでは、同じような偏見を持っていました。しかし、今や自分自身で国内に約60室の不動産を保有し、家族や友人にも自信をもって薦めています。

空室になりにくく、資産価値が落ちにくい都心の中古ワンルームマンションは、不動産の中でも最も安心感のある投資対象だと思っています。

このような集まりに参加すると楽しい理由は、資産運用を実践している人たちのポジティブで前向きな考え方です。

会社の愚痴や人の悪口を言う人は誰もおらず、自分の未来をどうするかを真剣に考え、実践しています。

東京の不動産価格は、数年前に比べかなり上昇しました。しかし、平均年収に対する住宅価格の比率を計算すると、韓国が16.6倍もあるのに対し、日本は7.5とアジアでは最も低い部類に入るそうです。

AJ_Watt/iStock

海外が高いのか、日本が安いのかはわかりませんが、もし円安がこれから更に進めば、海外からみた日本の不動産の割安感が更に高まる可能性もあります。

投資しない理由をあれこれ探して「評論家」をしている間に、世界はどんどん変化していきます。実践する投資家には、リスクも取らずに口だけは達者な「評論家」と付き合うヒマはありません。

「A氏の会」は本日も別のお店で、別の投資家20名を集めて開催する予定です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年5月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。