山本太郎氏は昨年の衆院選で比例代表として出馬し、東京ブロックで当選しました。けれども、衆院議員をわずか半年で辞職し、今回の参院選の東京選挙区で立候補しています。当選しても6年の任期を全うせずまた途中で辞めて衆院選に出る可能性は否定できません。
先日の9党党首討論会でもこの点を指摘され、「衆議院を辞めたのは、衆議院の中で暴走が始まっているから」だそうです。それなのに参議院?
詭弁と検討、どちらが罪深いのでしょうか。
れいわの議席を増やすため、比例代表から出ると見られていたので、NHK党の立花孝志氏は7人の山本太郎を用意すると発言していましたが、山本太郎氏は東京選挙区からの出馬となりました。そのためかNHK党の比例代表の山本太郎氏は一人だけです。
一方、いつも間違えられる自民党の山田太郎さんは、今回の改選ではないそうです。悪しからず。
往時の勢いがなくなっていることから、自身の生き残りのみ注力するということでしょうか。アイデアマンの山本太郎氏の深謀遠慮のもくろみはまだまだあるはずです。
なお、れいわ新選組の公約は、
- 消費税とインボイスの廃止
- ガソリン税はゼロ
- 10万円の一律現金給付
- 国民健康保険料や介護保険料などの減額
- 最低賃金1500円
といったもので、他党とそん色がないかむしろそれらを凌駕するバラマキ色が強く見られます。
それにしても、今後ますます増える社会保障費はどう捻出するつもりでしょうか。
ひと回りしてひと昔前のの成長戦略や上げ潮派っぽいことになってきました。
また、水道橋博士は、松井一郎大阪市長から訴えられた怒りから、同党からの立候補に至ったようです。
同党の衆議院議員の大石あきこ議員は、国会の委員会で岸田首相を犬と呼んだり、テレビ番組で高市早苗氏の怒りを買ったりと、炎上芸が得意です。インパクトはありますが、これでは議席を獲得しても、多数派の国民の支持を得るのは難しそうです。
NHKによると、れいわの支持率は0.4%で社民党の0.5%に肉薄しています。なお、選挙ドットコムのアンケートによると、地震大国日本での原発は即時禁止とのことです。
参院選の台風の目になることはできるのでしょうか。