24日のNHK討論番組で、政府分科会の尾身茂会長は「従来までは国、自治体が国民にお願いし、国民が従うというフェーズだった。今は、いろんなことを学んできたので一般市民が主体的に自分で判断していろいろと工夫するフェーズに入った」と述べました。また、専門家会議は政府に対して「コロナを一疾病として位置づける検討を始める必要がある」と提言していました。
これらのことに対して、批判が巻き起こっています。
一方で、全国的に感染者数は確かに激増しているので、ネット上でも「#緊急事態宣言を出してください」がトレンド入りしました。(ただし、7月25日の東京都は感染者数22,387人に対し、死者は3人。)
ただし、1月にあった同じ「#緊急事態宣言を出してください」ムーブメントより明らかに盛り上がりに欠けます。
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「#緊急事態宣言を出してください」に対する批判も以前よりはるかに大きくなっています。
ネット上で日本人は分断されてしまっています。この分断の原因は、日本が老いてしまったからでしょうか。
ただし、「専門家」の中でも意見が割れているようです。厚労省の専門家会合では緊急事態宣言の検討が提言されました。たしかに、日本の対応はあまりにもバランスが悪すぎます。
ぎゃくにマスクが感染リスクをアップさせている可能性があるという驚くべき説まで出てきました。
不織布なんかの普通のマスクなんか使ってるからいけないんだ。空気感染から身を守るための特殊なマスクであるN95を使用すればいいんだ。という「専門家」もいます。
しかし、N95は息が非常にしづらく、ワイヤーの食い込んだ跡もかなり残るそうで、日常的に長時間つけられる代物ではないようです。
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尾身会長の「変節」は大いなる前進ですが、感染者が減ったときに対応しなかったことが悔やまれます。