どうなる?内閣改造・自民党役員人事

岸田首相は、10日に行う内閣改造と自民党の役員人事について、本格的な調整に入りました。6日夜に麻生副総裁と会談するなどその動きが活発化してきています。

10日に「大規模」内閣改造、松野・林氏は続投…岸防衛相は健康を考慮し交代へ
【読売新聞】 岸田首相(自民党総裁)は、10日に内閣改造と自民党役員人事を行う意向を固めた。5日、複数の党幹部に伝えた。閣僚では松野官房長官、林外相、党役員では麻生副総裁、茂木幹事長を続投させる方針だ。首相周辺は「大規模な改造になる

政権基盤を安定させるために、麻生太郎副総裁(麻生派)と茂木敏充幹事長(茂木派)、松野博一官房長官(安倍派)は留任させる意向です。

健康問題を抱える岸信夫防衛相の交代は確実視されています。

岡田直樹参院国対委員長が初入閣することが有力視されています。

党四役である高市早苗政調会長福田達夫総務会長は交代する見込みです。

参院選に出馬せず政界を引退し民間大臣となった金子原二郎農林水産相二之湯智国家公安委員長は退任の見込みです。

菅義偉前首相を副総理に起用する案も浮上しています。

新型コロナの対応に当たっている後藤茂之厚生労働相山際大志郎経済再生担当相の処遇も注目されます。

また、6日の会見で、今回の人事で閣僚などに起用する議員には、旧統一教会との関係を点検するように指示する考えを示しました。

時事ドットコム

山口壮環境相小林鷹之経済安全保障担当相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連イベントに祝電を送っていたことや、二之湯智国家公安委員長が同教会の関連団体のイベントで実行委員長を務めていたことなどが明らかになっています。

岸田首相・山口壮環境相・小林鷹之経済安全保障担当相・二之湯智国家公安委員長 各氏SNS

山上徹也容疑者は内閣改造に影響を与えてしまいました。

岸田首相にとってピンチとなるのかチャンスとなるのか。無為の混乱は日本人にはピンチのはずですが。

台湾有事に関しても、改造内閣の顔ぶれが注目されます。