伊藤忠商事は取締役会で、伊藤忠商事グループと企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)で中古車販売大手のビッグモーターを買収することを決定しました。
ビッグモーターは、従業員がわざと顧客の車を傷つけ、損害保険会社に修理代金を水増しして請求することが常態化しているなどの不正行為が明るみに出ていました。金融庁や国土交通省から行政処分を受け、業績も急激に悪化していました。
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受け皿となる新会社を設立し200億円程度を出資することとを検討しているそうです。
ただし、その道のりは険しそうです。
https://twitter.com/arapanman/status/1686749215744249856
株式を実質的に保有する兼重宏行氏といった創業家は関与させないようにする一方、債務返済や訴訟費用に関して創業家が100億円程度を拠出する方向で調整しているそうです。
社員が心を入れ替えれば不正はなくなるのでしょうか。
経営陣が変われば不正はなくなるのでしょうか。
昨年の損保ジャパンの中間報告書も非難の嵐でした。
ちょうど同じころビッグモーター平塚店の元店長らが、平塚四之宮店の前にあったオオムラサキツツジ20本余りを引き抜いた器物損壊などの疑いで書類送検されました。
ビッグモーターはかわることができるでしょうか。