日銀が発表した今年4-6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末時点で前年比1.3%増の2007兆円となりました。
そのうち、「現金・預金」は1102兆円とさらに増加。「保険・年金・定型保証」も538兆円で過去最高となりました。しかし、「株式等」は減少しています。株価が大きく下落したことがマイナスに影響したようです。
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これだけあるんだから、消費を活性化するためにもっと使おうという意見も。
しかし、ドル建てで見ると資産は縮小しているという指摘もあります。
また、円ベースで増えたことを喜ぶべきでないという厳しい意見も。
日本は60歳以上が金融資産の60%をもっています。日本は貧しくなったのではなく、若者と現役が貧しくなったという見方もあります。
さらに、社会保障で現役世代が「逆所得移転」までしているという指摘も。まさに「この国のかたち」を表しています。
そして、なにかと所得ベースで配られる給付金に疑問の声が上がっています。
希望の見えない現役世代からは #税は財源ではない というツイッター・デモが始まってしまいました。もっとばら撒けと言うことでしょうか。しかし。
現貯金の増加は手放しでは喜べないようです。