国葬「献花は動員」「菅さんの弔辞は電通の演出」とデマが飛び交う

28日に行われた安倍晋三元首相の国葬に対し、マスメディアや著名人が根拠なく「献花は動員だ」「菅さんの弔辞は電通の演出だ」と発言し、社会を混乱させています。

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小林よしのり氏はブログで、安倍晋三元首相の国葬で多くの一般人が献花に訪れたことについて「統一協会の動員で十分集まる」と述べています。また、「たった2万人の献花は、安倍マンセーのプライドを傷つけた」とも。

発言の全てが感想になってしまっています。

それをあたかも裏の取れた事実かのように引用する人も。

大阪メディアでも。

もはや異世界と言っていい状況に。

小林よりのり氏は保守だったのではないのでしょうか。小林氏は保守である条件を「バランス感覚」あることと｢庶民の常識感覚｣があることと述べていましたが。

善意で献花をしていた人たちはどう思ったでしょうか。

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一方で、テレ朝のモーニングショーで玉川徹氏は、菅義偉氏の弔辞に対して「電通が入ってます」と断定的に述べました。

玉川氏は感動を呼んだ菅元首相のスピーチは電通の演出だと断定しました。

主張の根拠は、玉川氏が「テレビのディレクターをやってきたから分かる」というだけだそうです。

テレビのディレクターをやってきたのなら、広告代理店の役割を知らないはずはないのですが。

あまりの酷さに司会の羽鳥慎一アナウンサーは反論しましたが、「電通陰謀論」は拡散されてしまいました。

まさにゲスの勘繰りです。

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しかし、報道機関が率先して不確実な情報を流す時代です。しかも、あまりの杜撰さと稚拙さです。もはや統計のイロハのイの字もわかっていない人が世論調査と称して報道しています。

マスメディアが先導して、この国はどこへ向っていくのでしょうか。