1ドル=147円突破で150円は時間の問題か:円安は物価を直撃

13日のニューヨーク外国為替市場では円相場が1ドル=147円台まで値下がりし1998年以来、およそ24年ぶりの円安水準を更新しました。

アメリカの先月の消費者物価指数が発表され、前の年の同じ月と比べて8.2%の上昇と、市場予想をわずかに上回りました。

このため、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が大幅な利上げを続け、日米の金利差がさらに拡大するという見方から円を売ってドルを買う動きが強まりました。また、G20開催中に介入できないという見方などから、円売りドル買いが加速しました。

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米CPIが市場予想を上回りました。このため、金利は上昇し、ふたたび円安が加速しました

後藤達也 (@goto_finance) on X
🇺🇸 株急落 & 円147円台 さきほど発表の米CPIが市場予想を小幅に上回りました。インフレのピークアウトを確認できず、FRBの大幅利上げが続くとの見方から、米長期金利上昇→株安に。ドル円は24年ぶりとなる147円台をつけました。CPIの内容は下記noteで上書き中です 👇note

介入を行ったときの円相場よりもさらに値下がりました

ただし、他の通貨も売られているようです。

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介入はあるのでしょうか。

前回の介入では、145円が防衛ラインと言われていましたが。

9月の企業物価指数は過去最高となっています。前年同月と比べた輸入物価の上昇率は、円換算で48%となりました。急速に進む円安が影響しています。

円安によるコストプッシュインフレは長引きそうです。

後藤達也 (@goto_finance) on X
◆ 輸入コスト 急増 さきほど発表の9月🇯🇵企業物価。よくある「上昇率」ではなく、「価格水準」のグラフです。春までは原材料の高騰が直撃しましたが、いまは円安が輸入コスト増の主因。価格は2020年の2倍に迫る勢いです。円安はその後も加速しており、記録的なコストプッシュインフレは長引きそうです

しかし、サイゼリアは値上げしないそうです。逆に心配になります。

日本は政局にしている場合ではないと思いますが。