ウクライナへの侵攻を続けるロシアは、ドニプロ川(ドニエプル川)の西岸地域にあるヘルソン州の州都ヘルソン市の放棄を決定しました。
スロビキン総司令官がロシア軍部隊を撤退させるよう提案しており、ショイグ国防相が了承しました。ロシアはウクライナ南部のヘルソン州を一方的に併合していましたが、この撤退はプーチン大統領にとって、いろいろな意味で大きな打撃となるとみられています。
プーチン大統領は併合した4州を自国領とみなし、その防衛には核兵器の使用も辞さない考えを示していました。
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戦争が始まってからロシアが占領できた唯一の州都はヘルソンだけでした。
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偽旗作戦なのか、それとも今度は本当に撤退するのか。ウクライナはロシア軍が撤退することに懐疑的な姿勢を崩していません。
へルソン周辺では激しい戦闘が繰り広げられていました。
ヘルソンの生活インフラが破壊され、停電と断水に見舞われていました。
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また、ロシア通信社タスによると、ウクライナ南部ケルソン州のロシアが任命した副州長、キリル・ストレモソフ氏が交通事故で死亡したとのことです。要人の死亡が続いています。ストレモウソフ氏はウクライナ人で、ケルソンが陥落したとき、いち早くロシア占領軍側についたと言われています。(同氏の”功績”を悼むロシア・スプートニク)
9月にウクライナ軍が北部のハリコフ地方を掃討して以来、重要な転換点を迎えています。ロシアの侵略は、越冬が不可避とみられています。