東京都の小池ゆり子知事は、「首の所を温めると防寒効果が高い。私も着ているタートルネックやスカーフなどを活用して首を温めると体感温度が違う。節電にもつながる」「冬の厳しい電力状況を一緒に乗り切るためのツールの一つだ」として、東京都庁の職員にタートルネックを着用するように呼び掛けました。
都は「庁舎内の室温について節電のため20度を目安に管理していく」とのことですが、ちょっと寒くないですかね。
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これに対し、疑問の声がひじょうに多く上がっています。
小さいことながらも危険な兆候だという懸念も。
空回りしているように感じられてなりません。
小池都知事の本心はどこに?
既視感のある人もいるようです。また、小池都知事提案の盛夏の打ち水の効果もいまだに検証されていません。
20℃というのは環境省が推奨している冬の暖房時の室温ですが、トータルで見て暖房の節約は微妙な気がしますが。冷房では自治体ですでに実証されています。
タートルネックを着て仕事をしている男性職員は、「暖かく仕事ができている。無理に着る必要はないが、地球環境のことなので、都庁も努力していくし、都民や事業者と一緒に進めていきたい」と話しているようですが、地球環境の前にまずは東京都民のために仕事をしてほしいものです。
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参考:小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和4年10月28日)
ここは急に話が変わるようですけど、膝かけとか湯たんぽなど、冬場のHTTも、減らす、創る、蓄める。これについては変わりがありませんから、そこを自分で守るため、前にマクロン大統領はこの冬はタートルネックで過ごす、とかって申し上げたけど、そんな工夫ですね。ウォームビズですね。クールビズの冬版は、ウォームビズと呼んでいます。