不便であればあるほど魅力が高まる飲食店

今週は、ワイン仲間と一緒に関西の様々なお店に出かけましたが、そのフィナーレを飾ったのは滋賀県にある比良山荘です。

全国からお客さんが集まる、予約困難店です。私も数年ぶりに伺いましたが、人気店にも関わらず、とにかく交通アクセスが悪く、出かけるのに躊躇するお店です。

前回出かけた時は、往復タクシーで行って大きな出費になりましたが、今回は京都に住んでいる友人が、MKタクシーのハイヤーをチャーターしてくれました。

7人の乗り合いで出かけ、食事をしている間も、運転手さんに待っていてもらい、帰りも京都駅まで送迎してもらいました。

1人で行けば片道往復で30,000円近くかかる交通費が割安になっただけではなく、お食事ではたくさんのおいしいワインもみんなでシェアすることができ、大満足の会となりました。

東京以外にある名店は、このように交通のアクセスの悪い場所にあることが珍しくありません。

しかし、そのような場所にあるからこそ、質の高いお料理を極めてリーズナブルな価格で提供できるのです。今回のお目当てであったくま鍋は、東京で同じ品質なら恐らく2倍以上の価格になるはずです。

また、遠距離の場合、気の合う仲間と一緒にお店に向かう道中も楽しいものです。京都から車で約1時間。車窓を眺めながらの楽しい会話で、現地まではあっという間でした。

今年は東京にあるミシュラン三ッ星12店を制覇する目標を立てて、年末までに何とか実現できそうです。来年は東京ではなく日本各地のアクセスの悪い店を食べ歩いてみたいと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年12月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。