福岡銀行が「取り付け騒ぎ」情報を否定：陰謀論者が経済の混乱を招く？

福岡銀行（福岡市）は、同行に関する取り付け騒ぎのSNSの投稿に対して注意を喚起する発表をしました。「経営・資金繰りなど全く問題ございません」とのことです。

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デマの元は反ワクチン団体「神真都（やまと）Q」の元リーダーの岡本一兵衛氏だそうです。地銀の雄である福岡銀行が陰謀論に振り回された形になりました。

1200件以上リポストされ、5000件近くのいいねがつくなど混乱が広がりました。岡本氏の投稿はすでに削除されています。

陰謀論でも取り付け騒ぎになる可能性がありました。50年前の事件が想起されます。

そして、恐ろしいことに、信じてしまう人が一定数います。

2022年に反ワクチン団体「神真都（やまと）Q」リーダー格であったこの男性は、ワクチン接種会場不法侵入で逮捕されています。東京ドームで実施されていた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で抗議活動を行い、接種が一時中断されるという妨害していました。また、接種会場だった東京・渋谷区の小児クリニックにも不法侵入しています。

今回は日本ファクトチェックセンターも正しくファクトチェックしていますが、投稿主の謝罪で済むものではありません。

トンデモ投稿でも一定数が信じてしまうネット社会に、われわれはどう対峙すればいいのでしょうか。