39歳になったばかりの金正恩・朝鮮労働党総書記が「中年の危機」に直面しているという報道が話題になっています。
金正恩総書記の精神状態が「新たな不安定要素になる」と英紙テレグラフが報じています。
さいきんのミサイル発射は、日本を威嚇するだけが目的でなく、金正恩総書記の「中年の危機」に由来するものであれば、ますますその行動は予測しづらいものになるかもしれません。
国際政治の専門家もこの報道に少しは注目しているようです。
今年の金正恩総書記の誕生日には盛大な行事が行われませんでした。
昨年は66発のミサイルを発射したそうです(90発という説もあり)。心身の健康問題と関係あるのでしょうか。
「ツイッターをやったら?」と金正恩総書記を気遣うアドバイスも。ツイ廃になったらよけい不安定になる気もしますが。
そもそもこの報道の信憑性を疑う声も。
金正恩総書記は、身内にも敵がいるということで疑心暗鬼にもなっているようですが、どこの国にも身内に利敵行為をする人はいる気がします。
また、外交のエキスパートである元外務省主任分析官の佐藤優氏は、金正恩総書記の健康問題について鋭い分析をしていました。
体重が増えると痛風と便秘が怖いんです。痛風の発作はものすごく痛い。ミサイルどうするか?という話の時に、痛風の発作が起きて痛みが判断を間違えさせます。便秘もほっておくと痔になる。そうすると会議で長く座ってられなくて、イライラする。判断を間違えるんです。
独裁者の健康問題が世界史を動かしてきた例は枚挙にいとまがありません。
報道した英紙テレグラフによると「金正恩氏は深酒し、泣き、孤独に苦しんでいる」「健康不安に体制維持のプレッシャーまで加わっている。強大な権力を持つ統治者も40歳になれば今とは違った挑戦に直面するかもしれない」と記事を結んでいます。
不惑を目前にした金正恩総書記の心身の不調が直接・間接的に北朝鮮の大暴走に繋がらないとよいのですが。