日本銀行は金融政策決定会合を開き、昨年12月の会合で引き上げた10年債金利の誘導上限を0.5%程度で維持することを決定しました。大規模な金融緩和策は維持されます。
また、「経済・物価情勢の展望=展望リポート」は、令和4年度の物価上昇率見通しを前年度比2.9%から3.0%へ引き上げました。
市場では「緩和修正の有無」を巡って、見方が交錯していました。
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東京外国為替市場のドル円相場は発表前の1ドル=128円台半ばから、一時130円台半ばにまで急落しました。
これを受けて日経先物は急騰しました。
さいきんはYCCを修正する観測が強まっていましたが、結果として現状維持となりました。このため国債の指値オペも継続されます。この数日は国債の金利はひじょうに不安定な動きをしていました。
わかっていてもやめられないのが日本の変わらない意思決定のパターンなのでしょうか。