旅にワイングラスを持っていくようになった訳

去年から旅に出かける時にワイングラスを持参するようになりました。私のワインの師匠の一人であるしあわせワイン俱楽部の木之下さんや虎ノ門の会員制ワインバー「La cave M」から頂いた、旅行用の「トラベルグラス」(写真)です。

木村硝子の製品で、赤ワイン、白ワインだけではなく、シャンパーニュや日本酒でも使える万能グラスです。

ケースと滑り止めが付いていますが、ケースが紙で出来ているのでとても軽く、バッグに入れても破損の心配がありません。場所を取らず、持ち運びのストレスが無いので、手放せなくなってしまいました。

旅の楽しみは現地での滞在だけではなく、道中にもあります。車で出かける時は飲めませんが、電車の旅であれば1時間ほどの時間でもお酒を楽しむことができます。

一人旅や仕事帰りは、缶のハイボールを飲むこともありますが、グループで出かける時はワインが多くなります。プラスティックのワイングラスやコップでも飲めますが、グラスが変わると味わいは劇的に向上します。このグラスがあれば、自宅やワインバーと同じように、出先でもワインが美味しく飲めるのです。

電車での移動時の使用を想定して、グラスの重心が低くなって倒れにくく、付属の滑り止めの上に置けば、電車が揺れてもスライドして落としてしまうこともありません。

また、宿泊先にまでワインを持ち込んで飲みたくなる時もあります。

日本の高級なホテルや旅館でも、ワインの品ぞろえはあまり充実していないところが多いのです。また、保存状態が不安だったり、価格がとんでもなかったりすることもあります。であれば、自分の好きなワインを持ち込んで、部屋飲みした方がリーズナブルで満足度も高いのです。

「トラベルグラス」の価格は安いとは言えませんが、大切にずっと使えば充分元が取れると思っています。

旅の途中と滞在先、2つの場所で美味しいお酒を楽しむためにグラスを持参して出かける。ワインのボトルまで持ち込むとかなりの重さになりますが、その苦労以上の楽しさがあります。

ワインバーで、高級ワインを格好つけて飲むのも楽しいですが、気の置けない仲間と旅先でワインをカジュアルに味わうのも最高の瞬間です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年1月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。