イギリスのボリス・ジョンソン元首相がワシントンポスト紙にウクライナのNATO加盟を求める意見記事を投稿しました。
ジョンソン氏は首相在任中、G7首脳で初めてロシアによる侵攻後にウクライナを訪れていました。退任後も、ウクライナ支援を強化する立場を鮮明にしており、先日にはウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談をしていました。
ジョンソン氏はウクライナがNATOに加盟する見込みが無く、西側がウクライナを守る意思を示さなかったことがプーチン大統領による侵攻を招いたとの見解を述べています。
もし、戦争が継続している現段階でウクライナがNATOに加盟するとなると、米国も含めたNATO加盟国にロシアと戦うウクライナを防衛する義務が生じます。そうなれば、第三次大戦に発展するのではないかと懸念する声があります。
ジョンソン氏は未だに英国の政権与党である保守党の中で影響力があるため、英国を中心にウクライナ支援の在り方は今後変化を見せるのでしょうか?
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NATOの拡大が今回の戦争を引き起こした要因なのかどうかについて、ロシアのウクライナ侵攻の前後に積極的に議論がなされていました。ジョンソン氏の問題提起をきっかけに再びNATOとウクライナの関係性に注目が集まるのでしょうか?