なぜ「上様」の領収書ではダメなのか?

サラリーマンから自営業者になって大きく変わるのは、領収書による経費処理が多くなることです。

仕事に関連する費用に関しては、経費として会社の利益から控除することが可能です。その際の確証として、領収書が必要になります。

私が領収書をもらう機会が一番多いのは飲食店です。会食で出かけたりする場合だけではなく、カフェの打ち合わせなどでも、もらうことがあります。

領収書の対応は、お店によってずいぶん対応が異なります。

ラフなお店になると、宛名はおろか、日付すら空欄で領収書を発行するところもあります。

ひどいところになると、金額すらブランクということもあります。さすがにこれは問題なので、記載してもらうようにお願いしています。

共通するのは、どのお店でも必ず「宛先はどなたにしますか」と聞かれること。

いつも「上様で」とお願いするのですが、不思議なのは、お店によっては「上様では出せません」と言われることです。例えば、私が良く使っているスターバックスの店舗では、こちらが宛名を書いて渡し、その名前で領収書を作ってもらうようになっています。

「上様」の宛名では領収書を出さない。そも理由はなぜなのでしょうか?

お店のルールとして決まっているようなので、対応してくれるスタッフに聞いても仕方ないと思い、いつもそのままにしています。

私の顧問税理士は、領収書の宛名について細かい事は言って来ません。クレジットカードの利用金額と突合できれば問題ないという判断のようです。

なので、ほとんどの領収書が「上様」です。お店がどうしてもダメな場合だけ、会社名で出してもらっています。

なぜ、お店によって領収書発行の宛名ルールに違いがあるのか?モヤモヤした気持ちは、おさまりません。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年2月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。