パネルディスカッションで心がけている「3つのこと」

千葉修司さんとのコラボセミナーを会場とオンラインで開催しました。会場は満席。オンラインも300人以上のお申し込みをいただき、400人を超える参加者となりました。

それぞれの講演に続いて、第3部では2人でパネルディスカッションを行いました。

このパネルディスカッションに登壇する際、心がけていることが3つあります。

まず、テーマをいくつか決めておくことです。来場してくれる方が何を求めているかを想像する。そして、トピックスを箇条書きにして、バランス良く時間配分するようにします。

このようにしてメリハリを付けないと、パネルディスカッションが雑談のようになってしまい、ダラダラとまとまらないまま終わってしまいます。中身を充実させるために大切なことです。

また、登壇中は相手の発言を否定しないようにします。あえて、過激な反対意見を言うことで相手を挑発し、盛り上げる演出手法もありますが、私の好みではありません。

相手の発言を受け入れた上で、そこに自分の意見を乗せていく。「1+1=3」の発想です。

そして、最も大切だと思っているのは、打ち合わせをしすぎないことです。

以前、登壇者と事前に内容について入念に打ち合わせしたことがありました。本番でも同じことを話すことになってしまい、なんだか照れくさく、うまくしゃべれなかった経験があります。

大枠のテーマは決めても、詳細は敢えて決めない。新鮮な感覚で、お互いの意見をぶつけることで、思いもしない展開になったりするのが、パネルディスカッションの醍醐味です。

という訳で、本日もどんな展開になるのか予想がつかないパネルディスカッションになります。今からどんな内容になるのか、登壇する私が一番ワクワクしています。

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編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年3月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。