カリフォルニア州の地方銀行、シリコンバレーバンク(SVB)の経営が破綻し、預金保険公社(FDIC)の管理下に入りました。増資に失敗して、経営危機が報じられてから、わずか2日のスピード破綻でした。
https://twitter.com/goto_finance/status/1634323205577125888?s=20
この原因は、預金者がいっせいに預金を引き出した取り付け。古典的な金融危機です。
シリコンバレーのバブルで預金が増え、それを長期の不動産証券などで運用していたところ、急ピッチの利上げで評価損が出て、債務超過になったようです。
株価は急落。他にも「危ない銀行」の噂が出ています。
https://twitter.com/Masa_Aug2020/status/1634313533147222019?s=20
SVBの資産は約2000億ドル。日本の地銀上位行並みの規模です。
かなり特殊な事例だという見方もあります。
日本では、日銀がYCCで長期金利を死守しているので、国債の暴落で銀行がつぶれることは考えにくいが、これから利上げ局面に入るとどうなるかわかりません。