米メデイアはニューヨーク州検察当局が早くも来週中にドナルド・トランプ前大統領を不倫相手への違法な「口止め料」支払いの疑いで起訴する可能性が高いとしています。
トランプ氏は自身が火曜日に「逮捕」されるとして、支持者に抗議をするように呼びかけました。
トランプ氏の発言を受けて、主要な共和党政治家はトランプ氏の擁護に回りました。
ケビン・マッカーシー下院議長はNY検察がトランプ起訴に向けて行ってきた調査が「とんでもない権力の乱用」だとして、関連委員会に同検察の調査を指示したと声明を出しています。
トランプ派議員のマジョーリ―・テイラー・グリーン下院議員は、NY検察が政治的動機に基づいてトランプ氏を起訴しようとしてると批判しています。
仮にトランプ氏が起訴または逮捕された場合、それが大統領選再選に向けての同氏の追い風になるとの見方があります。
保守系コメンテーターのマット・ウォルシュ氏は、NY検察がトランプ氏を起訴することが、民主党が勝てそうなトランプ氏を大統領選の候補者にするための謀略であると冷ややかに見ています。
彼らはトランプを共和党の候補者にしたいのです。それが今回の目的であることは明らかです。でたらめな軽犯罪で彼を逮捕して連行する理由は他に考えられない。
昨年、FBIに自宅を襲撃された際、トランプ氏の共和党支持者からの支持率は上昇しました。
もし、仮に検察がトランプ氏の起訴に踏み切れば、同様の現象が発生する可能性が高いです。
FBIの捜査後、トランプ氏の2024年予備選支持率は新たな高みに達する
逮捕はされなくとも、仮に元大統領であるトランプ氏が起訴をされる事態が発生すれば、アメリカ史上前代未聞の事件となります。そうなれば、米国内の分断は一段と悪化することが予測されます。