歯列矯正するのは「モテたいから」ではないっ!

私が子供の頃は歯並びが悪いから矯正するという人はあまりいませんでしたが、今や歯並びを気にする人が欧米並みに増え、歯列矯正が当たり前になってきました。私も遅まきながら、還暦手前で歯列矯正を始めました。

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まずは上顎の裏側にワイヤーを入れて、歯列を横に広げる矯正から始めています。

痛みは全くありませんが、舌がワイヤーに当たるので、滑舌が悪くなり、慣れるまではセミナーで話すのが大変でした。また、食物繊維のような細長い食べ物が糸のようにワイヤーに絡むので、食事の時に気を遣います。

少しずつ広げていって、ある程度まで広がったら、今度は歯の表側に透明なワイヤーを付けて歯並びを整えていくようです。

歯列矯正にはマウスピースを使った方法もあるようです。ワイヤーの方が、負荷はかかりますが、時間が短く確実な効果があると思っています。

歯列矯正をやろうと思ったのは、モテたいからではありません!これからの食生活を考えてのことです。

歯並びが悪いと、歯を失いやすくなり、将来の咀嚼能力に影響が出てきます。20年後、30年後にも自分の歯で食事をしたいと思うと、今のうちから嚙み合わせを調整して、歯を長持ちさせるべきだと考え、決断しました。

また、歯並びは歯だけではなく、身体の姿勢にも影響し、腰痛は頭痛の原因にもなるそうです。食生活だけではなく、クオリティー・オブ・ライフの観点から歯の健康は極めて重要だということです。

どうぜやるのなら、もっと早くやっておけば良かったという後悔はありますが、過去には戻れません。「今が一番若い」のですから、さっさと始めることにしました。

資産運用と脱毛は早くはじめた方が良いというのが私の持論でしたが、歯列矯正もその仲間に入れた方が良いと今更ながら思った次第です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年3月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。