元参院議員でジャーナリストであり、先日の衆議院補選で自民党の吉田真次氏にダブルスコアで敗れた有田芳生氏が、タレントの国生さゆり氏のツイートについて弁護士から訴訟を検討するよう勧められ、「熟考」しているそうです。
国生氏のツイートは、有田氏が選挙期間中に「下関は統一教会の聖地なんです」と言っていたことに対してのものでした。
意見をもつ個人に対して法的手段を示唆するのは非常に危険な考えです。
ジャーナリスト、政治家もしくは政治を目指す人としては自滅行為ではないでしょうか。
スラップ訴訟のお手本となってしまうのでしょうか。
国生氏が「根拠なくヨシフさん『聖地』とか言っちゃった訳だし、軽蔑するよ」と書いていますが、この部分が事実誤認で、そこを根拠に「お花畑なのかな」と言ったことが名誉棄損にあたるのでしょうか。(注:統一教会の有力者が下関の講演で「山口の下関は聖地と同等の場所です」と述べたという可能性はあるようです。参考:下関は統一教会の聖地か?:立憲民主党・有田芳生候補の発言が炎上 アゴラ)
仮に事実誤認の部分があっても、訴訟で対抗するのは行き過ぎではないでしょうか。
自分の発言は正当であり・人が指摘すると印象操作になるというよくわからない主張に疑問の声も。
実際に訴えないで社会的圧力をかけるのはいかがなものかと。
国生氏が有田氏を利用しているのではという陰謀論まで飛び出しました。
今こそ立憲民主党も総括が必要ですが、野党第一党からの陥落は時間の問題かもしれません。