テントサウナはサウナとキャンプの「良いとこ取り」

サウナブームは相変わらず続いているようです。先日出かけた西麻布のテルマー湯に続き、赤坂三丁目に「サウナ東京」という良さ気なサウナがオープンしました。こちらは男性専用ですが、23時間営業という、ほぼ年中無休のサウナです。

これ以外にも東京都心部には次々とサウナがオープンしており、過当競争になるのではないかと心配になるくらいのスピードで増殖中です。

サウナのインフラで大切なのは、出た後の水風呂とその後に瞑想するときの外気です。

高温で暖かくなった体を冷たい水で一気に冷やす。サウナの近くにキンキンに冷えた飛び込める水が必要です。そして適度な温度と風の外気にあたることで、いわゆる「ととのう」という状態を作ることができます。

東京都心の小規模なサウナでは、水風呂あっても、外気に当たることができず、物足りないことがあります。

都心のビルにあるサウナ施設ではなく、湖や河岸にテントを設営し、そこで薪を燃やしてサウナを作るテントサウナは、その点では理想的です。

目の前に自然の水風呂がありますから、サウナから出てすぐに飛び込むことができます。大自然の中で外気に当たりながら瞑想すれば、最高のサウナ体験になります。

しかも、バーベキューやキャンプ料理などを作れば「サ飯(=サウナ飯)」になります。東京の高級レストランとは、全く別の素晴らしい食事を楽しむことができます。大自然が最大のご馳走なのです。

夜になればきれいな星空や、蛍が見えることもあるかもしれません。

テントサウナは昨年沖縄で初めて体験し(写真)、その魅力にすっかりはまってしまいました。

圧倒的に魅力的なテントサウナですが、問題は1人で手軽にいけないことです。また、行くならそれなりの装備と時間が必要になります。

また、天候に左右されるのも難点です。雨が降るとテントサウナの魅力は半減し、延期せざるをえなくなります。

テントサウナはサウナとキャンプのいいとこ取りです。メンバーが集まらないとなかなか出かけることができませんが、サウナ好きの仲間と季節の良いこれからの時期に出かけてみたいと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年5月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。