岸田文雄首相のインタビュー記事を掲載した米誌タイムに対し、外務省が見出しと中身が異なっているとして異議を伝えていたことが分かりました。
見出しには、
Japan’s choice Prime minister Fumio Kishida wants to abandon decades of pacifism and make his country a true military power
(岸田文雄首相は、数十年にわたる平和主義を捨て、自国を真の軍事大国にしたいと考えている)
と書かれていますが、そのような内容をインタビューでは述べていません。
電子版の見出しは「岸田首相が平和主義だった日本を軍事大国に変える」でしたが、「平和主義だった日本に、国際舞台でより積極的な役割を与えようとしている」に差し替えられています。
■
表紙の文言だけ見ると、とてもおどろおどろしい印象を受けます。
しかし、見出しと内容が異なっていることが問題になっています。
電子版はさしかえられましたが、紙版の表紙はmilitary powerのままです。
表紙だけで中身を読まずに「国際社会」を語る人がたくさん現れてしましました。
エマニュエル大国大使はTIME誌に載ったことをお祝いしていますが、なんだか他人事ですね。
TIME誌の表紙を飾った岸田総理、おめでとうございます!開発、外交、そして抑止力――首相は日本、日米同盟、そして来週のG7サミットでそのリーダーシップを発揮しています。