「与えることは与えられること」を人生のミッションに

昨日から私が主宰するインナーサークル資産設計実践会の「2日間徹底合宿」が始まりました。

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今期から新たに30名のメンバーが加わり、継続受講生を含め総勢160名の個人投資家コミュニティが、これから7カ月間共に学び、投資を実践していきます。

資産設計実践会の目的は、資産運用の具体的手法を学び、お金の不安を解消し、豊かな人生を送ることです。

そのためには単にお金を増やすだけではなく、まず人生のビジョンとミッションを設定する。そして、それを達成するために、必要なお金を手に入れる。お金は目的ではなく手段であることを意識したアプローチが大切です。

受講生にそのような話をしながら、改めて自分自身の人生のミッションとは何かを考えてみました。

私のライフスタイルは、会社員生活を辞めたこの10年で大きく変わりました。

自分が働くのではなく、お金に働いてもらい定期的な収入を得る「仕組み」が完成し、経済的な自由を確立することが出来ました。

仕事に関しては、自分の会社をもっと大きくしたり、上場しようといった野心はありません。むしろ、社員を雇わず、オフィスもなく、自分が働くことなく、売上はそのままに利益だけが上がる方法を考えています。

自分のやりたい仕事以外は無理してやらないようにして、ストレスがたまらないようにしています。苦手な人との仕事も断るようにしています。

このようなやり方で、仕事の時間が減った分、好きな人たちと自由にやりたいことをやっています。心身ともに健康で、大きな悩みもありません。

自分自身に関しては、やりたいことをほぼやり尽くしてしまった感があります。

とすれば、次のミッションは「自分の周りにいる人たちを幸せにすること」ではないかと思いはじめました。

自分が価値提供することで、周囲の人から喜ばれ感謝される。それによって、自分自身も幸せな気持ちになることができます。

まさに「与えることは与えられること」です。

と、高尚なミッションを偉そうに書いてみましたが、頭ではわかっていても、現実の自分は煩悩だらけ。なかなか理想とするミッション達成まで到達することはできそうにありません。

あまり欲張って慌てることなく、これから10年の60代の大きなテーマとして、次のミッションにじっくり取り組んでいくのが良いと思っています。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年5月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。