正しい方法を続けていれば、結果が出る

私が主宰するインナーサークル資産設計実践会の第17期が始まりました。今回もさらに受講者が増え、過去最高の160名となりました。しかも、メンバーの8割以上が第16期からの継続受講者です。

高い継続率が維持できているのは、満足度の高い事の裏返しでもあり、大変ありがたいことです。

この個人投資家コミュニティーは「正しい投資方法を続けていれば、結果が出る」を根本的な考え方にしています。

投資は一発勝負のギャンブルではありません。確率的に成功の可能性が高い投資機会を見つけ出し、リスクを取り続けることによって、本来の成功確率に近づけていくことができるのです。

絶対に成功する投資方法は存在しません。確率をいかに高くするか、そしてそれをどれだけたくさん繰り返すことができるかが、投資成果を決定するのです。

これは「大数の法則」によって説明できる考え方です。

資産設計実践会では、毎月の月例会(写真)で投資の理論だけではなく、具体的な投資対象の紹介も行っています。資産設計実践会に集まってくる多くの投資情報の中からスクリーニングされた投資手法をそれぞれの分野のスペシャリストが紹介し、それらを自由に組み合わせることでアセットアロケーションを実現していきます。

また、国内の視察や海外スタディツアーを通じて、リアルな投資機会を知ることができます。1人で出かける視察とは異なり、モチベーションの高いメンバーと一緒に行くことで、更に有益な機会にすることができます。

最近は国内でも資産運用に関する関心が高まり、投資セミナーや投資家コミュニティーが増えています。

しかし、その多くは短期的に成果を出せても、長期的には消えていきます。

始まってから9年が過ぎた資産設計実践会も、過去の実績におごることなく、受講している個人投資家に受講料以上の価値を提供することで、さらに高い満足度を提供したいと思っています。

kazuma seki/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年5月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。