「個人投資家に真に資するか?」という問いかけを忘れてはいけない

第17回世界の資産運用フェアが昨日開催され、無事に終了しました。

会場参加のお申し込みが119名、オンラインのお申し込みが322名と、合計で400名を超えました。

私は毎回モデレーターとして当日登壇しています。当日までの準備は、優秀なスタッフ(写真)が入念に準備をしており、安心して任せることができます。

このフェアは、他社が開催する資産運用関連のイベントとは異なる3つの特徴あります。

1つは出展する企業を厳選していることです。

出展企業数を誇るイベントもありますが、私は数よりも質の方が重要だと考えます。

新築のワンルーム業者が数十社も参加しているようなイベントでは、個人投資家が知りたい情報が不必要な「ノイズ」によって見えなくなってしまいます。

世界の資産運用フェアでは、主催者側が個人投資家のメリットとなる出展企業を選び、参加者にメリットを提供するようにしています。

2つ目は会場の来場者数を絞り込んでいることです。

たくさんの来場者が来ると会場が混雑し、ブースでゆっくりと話を聞くことができなくなります。

世界の資産運用フェアでは、来場者の数を絞り込み、全員の方に指定席を確保しています。席を離れても、他の人に取られることはありません。安心してブースを回ることができます。

また、来場者全員に昼食も提供しており、お昼の時間もわざわざ自分でランチを食べに行く必要はありません。

そして3つ目は、イベント終了後も参加申込者にはアーカイブを用意し、パネルディスカッション等のセッションを動画で復習することができることです。

一度聞いただけでは、理解できないことも動画で見直すことで再確認することができます。

また、時間がなくて見逃してしまったセッションを見ることも可能です。

3つの違いからわかるように、世界の資産運用フェアは主催者や登壇企業よりも参加される個人投資家の皆様にメリットを提供することを第一の目標としています。

「個人投資家に真に資するものか?」と問い掛け続け、イエスと答えられなくなったらやめる。その位の志を持って続けています。

次回の世界の資産運用フェアは、11月18日土曜日に開催します。今からスケジュールを空けて、次回の募集をお待ちください。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年6月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。