アンティークロレックスでインフレと円安に対抗する

インナーサークル資産設計実践会第17期のメンバーで、港区の虎ノ門ヒルズ近くにある会員制ワインバーに集まりました。ディナーを楽しみながらアンティークロレックスの紹介をしてもらう会を貸切で開催しました(写真)。

この日は17本の在庫を持ってきてもらいました。65万円から最高価格は2,000万円近くまで。中古ワンルームマンションが買えてしまう値段です。

参加者の関心は極めて高く、2時間で持ってきてもらったうちの半分が売れてしまいました。

私は腕時計には元々あまり興味はなく、時計やアクセサリーはどちらかというと面倒なのでしたくない方です。にも関わらず、昨年からアンティークロレックスの購入を始めました。

その理由はインフレと円安です。

インフレとは貨幣価値の下落ですから、貨幣(法定通貨)をモノに交換することで対抗できます。といっても、モノなら何でも良いわけではなく、希少性があるものを選ぶ必要があります。

高級腕時計であれば、世界的に知名度ナンバーワンのブランドはロレックスです。しかも、供給増加で価格が下落するリスクがある現行品ではなく、個体数が増えることのない(むしろ減っていく)状態の良いアンティークを狙うべきです。

また、円安が進めば円資産の価値は相対的に下落します。円安に対抗するなら、外貨資産を保有することです。

アンティークロレックスは日本国内では円で取引していますが、グローバルな取引は米ドルをはじめとする外貨で売買されます。つまり外貨資産です。

アンティークロレックスを購入することで、価格が外貨に連動する希少性のある実物資産が手に入ります。

実践する投資家が集まるコミュニティには、お金のインナーサークル情報も集まってくるのです。

資産を守り増やすためには、資産の置き場所を間違えないことが大切です。そのためには誰と付き合うかを間違えてはいけません。アンティークロレックスも信頼できる相手から購入することが必須です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年6月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。