出口里佐です。
本日は、上野駅中央改札口を出てすぐのカジュアルなフレンチレストラン、ブラッスリーレカンをご紹介します。
ランチが16:30(ラストオーダー15:30)まで、ディナーが16:30からなので、ほとんどずっと営業です。
例えば東京文化会館で、夕方からのバレエやオペラを観る前や、マチネの後など、中途半端な時間でも行けるので、とても便利。ビジネスマンの方なら、出張でお仕事が終わって、新幹線で帰る前にちょっとひとりで食事するのにも良いと思います。
今回は、19時からの東京文化会館での、ルグランガラというバレエ公演の前に、バレエ大好き仲間とディナー。食べログから予約する時に、備考欄に18:30くらいに会計を済ませ、出発したい旨を書きました。
ディナーは席のみの予約も出来ますが、あらかじめ、肉のコース(6800円)を選びました。肉コースは2名から予約できます。食べログからの予約だと、現在は乾杯の飲み物の一杯サービス付き。ディナーは他に9500円のコースと、アラカルトがあります。
肉のコースの最初のアミューズは、鶏肉のリエットと、甘く無いカヌレ。リエットを一口食べただけで、ブランデーの様な香りと味がしました。お酒は苦手ですが、フランス料理やお菓子の香り付けくらいなら、私も楽しめます。カヌレは、お菓子のイメージですが、こちらはチーズが入っていて、少し塩味。乾杯の飲み物も更に美味しくなりました。
前菜一皿めは、夏鹿のタルタルとスモークハム、カシスジャムのトースト添え。このコースの特徴は、一皿に2人分盛り付けられて提供されること。黒い長方形の板の様なお皿に、大盛。分かちあいスタイルというそう。これは結構仲良しの間柄でないとだめです。
夏鹿は赤身でとてもヘルシー。軽く火を入れただけで、タルタルで食べられるほど柔らかです。酸味のあるカシスジャム付きバゲットに山盛りにのせていただきました。スモークハムも香り良かったです。
前菜二皿めは、パテアンクルートと自家製ピクルス。パテアンクルートとは、何種類ものお肉がパテになって、パイ生地に包まれているお料理。
パテとパイの間のジュレは一緒に火を入れたのでしょうか。少し甘めのジュレをパテにつけながら食べるとアクセントになって美味しいです。自家製ピクルスは7種類も。濃厚なパテの後にピクルスを食べると爽やかです。
メインは、骨付き琉球ロイヤルポークのグリエ。ツルムラサキのお浸しが添えられていました。ツルムラサキは、夏野菜で、今がまさに旬。スーパーで見かけると必ず買うほど大好きな野菜です。青くささが苦手という方もいますが、これを茹でてポン酢でむしゃむしゃ食べると栄養を摂っているという実感がします。今回は軽く塩味。グリエされたポークは、外側が歯ごたえあって香ばしく、中は柔らかで、お肉のうまみを感じました。
デザートは、十勝牛乳の自家製アイスと抹茶のクランブル、ラズベリーソース添え。ミルク味のアイスがほっとする味。白いアイスと緑のクランブルに、ラズベリーソースの真っ赤な色が映えます。
久しぶりに会った友人とおしゃべりに夢中で、アイスクリームが溶けそうになりました。もったいないので、アイスクリームは運ばれてきたらすぐに食べましょう。
他にもバレエ公演に行くお客様が何人かいらしたらしく、お店の方が段取り良く、予定より早めに会計の準備をしてくださいました。心遣いが嬉しかったです。
このレストランの場所は、かつて、上野駅の貴賓室だったそうです。高い天井から吊されたシャンデリアや、壁と天井との境目の飾りなどに歴史や格調の高さを感じます。
少しおしゃれして行きたいお店ですが、ランチは2750円からありますので、リーズナブルでおすすめです。
ぜひ予約して訪れてみてくださいね。
■