埼玉知事選は全国過去最低の投票率：大野知事と共産党は水着撮影会で決裂？

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アゴラ編集部

埼玉県知事選挙は、無所属の現職で共産党以外の与野党5つの党の県組織が支持した大野元裕氏が2期目の当選となりました。23.76％というこれまでの全国の知事選で最低の投票率となったことが話題となりました。

これまでで最も低かった知事選は、同じく埼玉県の平成23年知事選挙の24.89％でしたが、これを更新する結果になりました。共産党以外の与野党が大野知事に相乗りする形となり、埼玉県民の選択肢はほぼなくなっていたと言われています。

再選を果たした大野元裕埼玉県知事 NHKより

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有権者にとってはなかなか選び難い選択だったようです。

前回（2019年）の知事選では共産党は大野知事を応援していましたが、今回は新人の柴岡祐真氏を候補として擁立しました。水着撮影会の対応で微妙な関係になってしまったのでしょうか。

大野知事は埼玉県として「政治団体の意見に左右されていない」と述べていました。

しかし、それ以前から大野知事と自民党は歩み寄っていました。だからこそ、大野知事が共産党に忖度せず水着撮影会の中止要請の撤回を求める指示を出せたのでしょうか。

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一方、史上最低の低投票率は暑さのせいだという見方もあります。

メディアも地方自治とはあまり関係のない論点を取り上げていました。

投票したくなるような候補はどうすれば出てくるのでしょうか。

しかし、大野知事に限らず政治家は熱心に応援してくれている人の期待に応えるものです。

埼玉県に限らず、そろそろ政治と向き合ったほうがいいのかもしれません。