洋上風力発電の入札ルールを変更させた見返りとして、日本風力開発から6000万円を受け取った収賄容疑で東京地検特捜部の捜査を受けていた秋本真利議員(自民党を離党)が、検察から出頭要請を受けました。事情聴取のあと逮捕されるものとみられます。
今回の容疑は、まず青森県沖の洋上風力について防衛省が「過剰な規制」をしないように要請した国会質問です。
秋本はアゴラ研究所の池田が「検察が収賄で捜査してるんじゃないか」と書いた去年のツイートに対して、名誉毀損訴訟を起こしていましたが、今年7月14日に弁護人8人が全員辞任。後任は決まっていません。
発端は去年6月の日経新聞の報道でした。秋本が第2ラウンドの入札を延期させたことに、河野太郎氏は「ファインプレー」と賞賛し、日経の報道を批判。
常識で考えて、自民党の離党だけではすみませんね。
この事件は、再エネ構造汚職の入口にすぎない。こんな小物議員が入札のルール変更などできるはずがなく、本筋はもっと大物の政治家でしょう。現役の閣僚や首相経験者の名前もあがっています。
再エネには20年間で40兆円も電力利用者の金が使われることになっており、それがこういう議員に賄賂として渡っているとすれば重大な問題です。